2008.02.06 思い出にはならずに

君と出会った事、一緒に過ごした時間、交わした会話、長いまつ毛、全部思い出なんて綺麗なものにはならずに、傷になったよ。優しい人を演じるなら、最後まで演じてよ。人が変わったみたいに冷たい言葉で突き放さないで…。一回しか読んでないのに、覚えてしまった君からの最後のメール。それを読んだ後、私の携帯からアドレス帳から君の名前は消えました。大切にしていた保護メールも全部消しました。

時々、思い出して、懐かしんで、少し優しくて、切なくなれるような思い出にすれば良かった。傷になった君との事は全部、痛みになって私を苦しめた。思い出はいつも優しく私を包んでくれるけど、傷は痛み出すだけ。

「今日は遊んでくれてありがとう。あの白い服とっても似合っていたよ。あんまり似合っていたから、見惚れちゃったんだよね。綺麗だよ。りゆちゃんはね」
「誰だって辛い事、悲しい事はあるよ。俺に言ってくれて嬉しかったよ。りゆちゃんの力になれたかなぁ?」
「一番だったんだ!?喜んでくれたなら嬉しいよ。一番に『誕生日おめでとう』って言って、りゆちゃんに喜んで欲しかったから」
「落ち込んでる時は何も考えずに空見てみ。すごく気持ちいいからさ。俺の好きな事。りゆちゃんもやってみてね」
「あのピンクの服買ったんだね。着る人が綺麗だから、何でも似合うと思うよ。俺、あんまり嘘つかないから信じてくれていいよ」

君がくれた甘い言葉は嘘になって、傷になって私の心に残って、生傷のまま今も痛んでいるよ。さよなら、さよなら、もう、君の事を想う事はありません。

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